スプレッドシートのISBETWEEN関数とは
ISBETWEEN関数は、指定した数値が他の2つの数値の範囲内にあるかどうかを確認するGoogleスプレッドシートの演算子関数です。この関数は、範囲の境界値を含むかどうかを個別に設定できる柔軟性を持ち、TRUE(真)またはFALSE(偽)のブール値を返します。
基本構文は「ISBETWEEN(比較する値, 最小値, 最大値, 最小値を含む, 最大値を含む)」となっており、5つのパラメータを持ちます。最後の2つのパラメータはオプションで、デフォルトではTRUEが設定されており、境界値を範囲に含めて判定を行うようになっています。
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基本的な数値範囲判定の使用方法
単純な数値範囲の判定では、比較したい数値と最小値、最大値の3つのパラメータのみを指定して使用します。例えば、7.9が1.2から12.45の範囲内にあるかを確認する場合、「=ISBETWEEN(7.9, 1.2, 12.45)」と記述します。
=ISBETWEEN(7.9, 1.2, 12.45)
この例では、7.9が1.2以上12.45以下の範囲に含まれるためTRUEが返されます。デフォルト設定では境界値(1.2と12.45)も範囲に含まれるため、比較値が境界値と完全に一致する場合でもTRUEが返されることになります。
=ISBETWEEN(12.45, 1.2, 12.45)
境界値自体を範囲に含めるかどうかは、4番目と5番目のパラメータで制御可能です。上記のサンプルコードでは、比較値12.45が上限値12.45と同じ値であっても、デフォルト設定によりTRUEが返されることを示しています。
境界値の包含設定による詳細制御
lower_value_is_inclusiveパラメータをFALSEに設定すると、最小値を範囲から除外して判定を行います。これにより、比較値が最小値と完全に一致する場合にFALSEが返されるようになり、より厳密な範囲判定が実現できます。
=ISBETWEEN(1.2, 1.2, 12.45, FALSE)
このサンプルでは比較値1.2が最小値1.2と同じですが、3番目のパラメータがFALSEに設定されているためFALSEが返されます。同様にupper_value_is_inclusiveパラメータをFALSEにすると、最大値も範囲から除外されます。
=ISBETWEEN(12.45, 1.2, 12.45, TRUE, FALSE)
上記コードでは最大値を除外する設定により、比較値が最大値12.45と一致してもFALSEが返されます。両方の境界値を除外したい場合は、「=ISBETWEEN(7.9, 1.2, 12.45, FALSE, FALSE)」のように両パラメータをFALSEに設定することで実現できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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