2023年10月17日、Ray-BanとMetaが提携して開発した最新のスマートグラス「Ray-ban Meta」が登場しました。
このスマートグラスは日常のさまざまな瞬間をハンズフリーで捉えることを可能にする多彩な機能を備えているのが特徴。豊富な機能とデザイン性の高さから話題を集めています。
(Mataの話題ついでに)
— 熊谷正寿【GMO】 (@m_kumagai) May 1, 2024
先週、MetaのスマートグラスにAI機能が追加された
スマートグラスは「Ray-Ban|Meta Smart Glasses」
空軍パイロット向けで広く知られるようになったサングラスのトップブランド「レイバン」とMetaのダブルブランド
実はこれ米国でめちゃくちゃ売れている(日本未発売)… pic.twitter.com/5CMp25tU11
そこで今回はRay-ban Metaの特徴や機能について調べた情報をわかりやすく紹介します。
Ray-ban Metaでできること
Ray-ban Metaの主な機能は下記の通りです。[1]
HDカメラ | 12メガピクセルの超広角カメラを搭載しており、高品質な写真や動画を撮影できます。5つのマイクが組み込まれており、クリアな音声録音が可能です。 |
---|---|
音声コマンド | 音声コマンド機能を利用して電話の発信やメッセージ送信、音楽再生などがハンズフリーで行えます。 |
オープンイヤースピーカー | 目に見えないスピーカーを使用しており、周囲の音を遮ることなく高品質なオーディオ体験を提供します。 |
タッチパッド | タッチパッドによる操作で再生や一時停止、ボリューム調整が直感的に行えます。 |
充電ケース | 充電ケースを使用して1回の充電で最長4時間の使用が可能です。ケースとの併用で最長36時間利用できます。 |
プライバシーコントロール | Meta Viewアプリを通じてプライバシー設定の変更やデータの共有設定が可能です。 |
撮影中のLED通知 | 撮影時にLEDが点灯し、周囲の人々に撮影していることを知らせます。 |
上記のようにスマートグラスひとつでさまざまな機能を実行できるのが魅力です。また、Ray-ban Metaで撮影したりライブ配信するときは撮影LEDが点灯して周囲の人に知らせる仕様になっているのも特徴。LEDが何かで覆われているときは動作せず、取り除くよう通知が来るため盗撮などの危険性を防止する機能も備えています。
Ray-Ban Metaの値段
Ray-Ban Metaの値段は299~379ドルで、機能によって価格帯が異なるようです。たとえば、外の光量によって透明な状態からグレーの状態へ変化する仕様のモデルは高くなる傾向にあります。[2]
Ray-Ban MetaにAI機能追加
2024年4月23日に実施されたメタAIのアップデートにより、声によって各機能を操作できるようになりました。
Meta's Ray-Ban glasses now have multimodal AI pic.twitter.com/HzpP3GlQvI
— Tsarathustra (@tsarnick) April 23, 2024
「Hey Meta」という一言に反応し、続けて指示することで音楽を再生したりレンズに映る景色を撮影したりできるのが特徴。ハンズフリーで操作できるため幅広いシーンで活用できます。
Ray-Ban Metaを購入できる国一覧|日本はいつ販売?
Ray-Ban Metaスマートグラスは以下の国々で購入できます。
- アメリカ合衆国
- カナダ
- イギリス
- アイルランド
- オーストリア
- ベルギー
- フランス
- イタリア
- スペイン
- ドイツ
- フィンランド
- ノルウェー
- デンマーク
- スウェーデン
- オーストラリア
これらの国々ではMetaの公式WebサイトやMeta認定の小売店、Ray-Ban.com、Ray-Banの公式ストアなどを通じて購入できます。
また、日本での販売について明記されている情報は見当たらず、現在は未定のようです。
なぜ日本はまだ導入されていないのか
Ray-Ban Metaが日本で未発売の理由として、痴漢による法律的な問題が関連しているのではないかと考えられます。
日本ではカメラやスマホにシャッター音が鳴る仕様を法律で定めてはいません。しかしプライバシー保護の観点から自主規制としてシャッター音が鳴る仕様で販売している企業がほとんどです。
Rayban meta は日本は当面売られない気がする
— GOROman (@GOROman) November 3, 2023
・5GHz帯 電波法問題
・シャッター音強制化(自主規制?
・盗撮扱いで社会問題レピュテーションリスク
・フィッティング 現状鼻当てが無いデザインhttps://t.co/zSmszJkN97
Ray-Ban Metaは撮影時にLEDが点滅するものの、シャッター音は鳴らないためこの仕様が日本での販売を遅らせていることに関係しているのではないでしょうか。
シャッター音自主規制の理不尽なところは、盗撮犯は無音カメラアプリを多分普通に使っててて、一般人だけがパシャパシャ音させてるっていうところで。盗撮犯はむしろ標準カメラアプリのシャッター音消せないほうがうれしいのかも。無音なら盗撮されてないと誤解してる人が多いほうが盗撮しやすい。
— Rui Ueyama (@rui314) October 15, 2020
シャッター音に関してはさまざまな意見がありますが、自主規制が続く風潮がRay-ban Metaの日本未発売に関係しているのかもしれません。
ほかにも異なる見解があれば、ぜひコメントにて教えてくれると嬉しいです。
ライターのヒトコト
Ray-Ban Metaスタイリッシュなデザインと高機能で市場に新たな風を吹き込んでいます。特に超広角1200万画素カメラと5マイクシステムは高品質の動画や音声を手軽に生成できることから、これまでのスマートグラスとは一線を画していると言えるでしょう。
また、音楽や通話、ライブ配信といった日常的な機能が直感的に使える点もユーザーにとって大きな魅力です。
技術の進化と消費者のニーズの変化により、Ray-Ban Metaのスマートグラスはさらに進化を遂げるでしょう。また、プライバシー保護の面でも改良が進むことで消費者の信頼をより一層得ることが予想されます。
References
- ^ Meta. 「あらゆる瞬間を楽しむためのスマートグラス」. https://www.meta.com/jp/smart-glasses/, (参照 2024-05-04).
- ^ Meta. 「Ray-Ban Meta Headliner」. https://www.meta.com/smart-glasses/headliner-matte-black-clear-grey-transitions/, (参照 2024-05-04).
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