スタートアップ企業であるrabbitが、音声でさまざまな指示を実行できるAIデバイス「rabbit r1」のリリースを発表しました。[1]
従来のスマホやアプリベースのデバイスとは異なり、AIコンシェルジュ的なインターフェイスを提供する新しいタイプの端末です。アプリのインストールが不要で、自然な会話を通じてユーザーの要求に応じる設計は、今後のデバイスデザインやユーザーインターフェースのトレンドに影響を与える可能性があります。
rabbit r1の概要
機能とデザイン | ・Push to Talkボタン:ユーザーはこのボタンを使用してAIに指示を出す。 ・サイズ:ポストイットほどの小さな正方形デバイス。 ・デザイン協力:Teenage Engineeringが共同でデザインに関わっている。 |
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価格と利用料金 | ・価格:199ドル。 ・月額利用料:無料。 |
機能性 | ・アプリ不要:日常会話を理解し、タスクを自動で実行できる。アプリケーションのインストールは不要。 ・タスク実行:スマホやデスクトップ、Web上のさまざまなアプリやサービスを操作し、ユーザーの代わりにタスクをこなす。 ・基盤モデル:独自の「LAM (Large Action Model)」を使用。 |
通信とサービスの互換性 | ・SIMカード:SIMカードスロットを搭載しており、ユーザー自身のSIMカードを使用可能。 ・外部サービス:既存の音楽配信サービスなどのサブスクリプションをそのまま使用可能。 |
発売と配送[2] | ・予約状況:先行予約を受付中。 ・発送国:日本を含む複数の国への発送。 ・出荷時期:アメリカではイースター(4月)頃、日本など海外はその後の予定。 |
rabbit r1の購入方法
rabbit r1は公式サイト[1]から購入できます。
rabbit公式サイトより
公式サイトを開くと、トップページの下部に「pre-order now」というリンクがあるので、こちらをクリックしましょう。
rabbit公式サイトより
販売戸数の指定と値段が表示されるので、問題なければ「pre order」をクリックしてください。
rabbit公式サイトより
詳細情報と支払情報の入力画面が表示されるので、各内容を記入しましょう。入力が終わったら、画面下の「Pay Now」をクリックして完了です。
rabbit r1の具体的な利用例
音声で音楽を再生する
Spotifyなどのアプリと接続し、好きな音楽を声で指示して再生できます。曲名だけでなく「アルバム内からほかの曲をかけてください。」と指示することも可能です。
カメラを通してさまざまな処理を実行
rabbit r1には360°回転するカメラが搭載されており、そのカメラに映った内容を認識できます。
たとえば、上記画像のように冷蔵庫の画面を映し、「これは冷蔵庫の中にあったものです。これらを使っておいしい料理を作るレシピを教えて下さい。」と指示すると、該当するレシピを提示してくれます。
その日の献立に困ったとき役立ちそうですね。
画像生成
rabbit r1に作ってほしい画像を支持することで該当する画像を生成することも可能です。
たとえば、上記画像では「ピクセルアートスタイルでウサギの写真を作ってください。」と指示しています。結果、ウサギのピクセル画像が4枚表示されています。
SNSではすでに購入予約している人も
rabbit r1は発送日が遅くなるものの、日本からでも購入可能。199ドルという手に届きやすい価格帯ということもあり、すでに購入へ動いている人もいるようです。
Rabbit R1、かわいすぎて0.1秒で注文しましたhttps://t.co/3Q829ki3Hf pic.twitter.com/nZ2Zm9g9CG
— sabakichi (@knshtyk) January 10, 2024
新しいAIデバイスの購入予約した。
— しょーてぃー | Experience Designer (@shoty_k2) January 9, 2024
人柱になってくるよ。
Rabbit R1はSIMカードスロットを備えているから、WiFiおよびセルラー接続に対応してるはず。。。きっと。。 https://t.co/F69zQdQ20V pic.twitter.com/9aBXY6yRMZ
References
- ^ rabbit. https://www.rabbit.tech/, (参照 2024-01-10).
- ^ rabbit. 「FAQ」. https://www.rabbit.tech/faq, (参照 2024-01-10).