株式会社理学ボディがAI推進プロジェクトで年間960時間の業務削減を達成
株式会社理学ボディは2025年6月に始動した全社横断の「AI推進プロジェクト」において、わずか2ヶ月で月間80時間(年換算で960時間)の業務時間削減および年間240万円の経費削減を達成したことを2025年9月8日に発表した。同社は理学療法士の技術で世界中の人々を健康にすることを目指すヘルスケアベンチャーで、本社を東京都渋谷区に構え代表取締役は木城拓也氏が務めている。
同プロジェクトは5年で売上5倍の100億円達成を目指す中で、一般的な人材採用による組織拡大ではなく少数精鋭チームでAIを駆使し生まれた利益を社員に還元したいという代表の想いから発足した。事業の急成長に伴い従業員一人ひとりがより創造的で付加価値の高い業務に集中できる環境の構築が経営上の最重要課題となっていた。
同社はAIを単なる業務効率化ツールではなく「人が価値を最大化できる働き方を実現するパートナー」と定義し、全社的な活用を経営アジェンダとして掲げている。トップダウンの指示ではなく組織全体でAI活用の文化を醸成し会社としての本気度を示すため、代表自らが参画する形でプロジェクトが正式に発足された。
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AI推進プロジェクトの主要施策と成果
| 施策 | 環境づくり | 知識+きっかけづくり | 成功体験づくり | 文化づくり |
|---|---|---|---|---|
| 具体的内容 | AI関連ツールの利用補助(月1万円/人) | 隔週での勉強会開催 | 管理職によるPoC(概念実証)の伴走 | Slack専門チャンネルでの情報共有 |
| 目的 | 心理的ハードルを下げ自主的な活用を促進 | 実践的な活用事例やプロンプトを共有 | 業務課題の特定からAIによる解決までをサポート | 社員同士が発見や学びを気軽に共有できる文化を醸成 |
| 部門別成果 | 経理:15時間→30分に短縮 | 労務:お問い合わせBot開発 | 広報PR:メディア問い合わせ自動化 | 全社:Slackリマインド仕組み構築 |
trends編集部の一言
株式会社理学ボディのAI推進プロジェクトにおける成果は、非エンジニア主導でありながら短期間で大幅な業務効率化を実現した点が特に素晴らしい取り組みといえる。全社員を対象としたアンケートから現場のリアルな声を汲み取り、環境づくりから文化づくりまでの4つの施策を同時並行で実施したアプローチは、AI導入における「やらされ感」を排除し社員の主体的な参加を促進する効果的な手法だろう。
特に月1万円のAI関連ツール利用補助や代表自らがプロジェクトに参画する姿勢は、経営陣のコミットメントを明確に示し組織全体のモチベーション向上に大きく貢献している。経理部門で15時間の業務が30分に短縮されるなど具体的な成果が各部門で生まれていることは、AIを活用した働き方改革に取り組む他の企業にとって非常に参考になる事例といえるだろう。
References
- ^ PR TIMES. 「AI推進プロジェクト発足からわずか2ヶ月で年間960時間の業務削減!非エンジニア主導で実現した、全社を巻き込む「人が価値を最大化する働き方」への軌跡 | 株式会社理学ボディのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000140547.html, (参照 25-09-09).
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