メディアリンクがDXでんわのAI自動案内正式版をリリース
メディアリンク株式会社は、電話対応をゼロにする「DXでんわ」において架電者の発話によって後続処理の振り分けを自動化する機能「AI自動案内(正式版)」をリリースした。AI自動案内機能は架電者の発話をもとにフロー分岐と自動転送の2つの後続処理を自動化し、より人に近い電話対応を実現するAIエージェントに進化させている。
従来型IVRでは架電者の用件や希望の転送先を特定するために音声ガイダンスで複数の選択肢を案内した上でプッシュボタン操作を求める必要があったが、AI自動案内機能ではAIによるシンプルなヒアリングメッセージと架電者の自然な発話によって後続フローへの分岐と適切な転送先への接続を可能にした。正式版リリースにあたっては2025年3月下旬からβ版の試験提供で得たユーザーからの要望やフィードバックを反映し、機能性と利便性の向上を実現している。
料金体系は2025年6月1日から有償オプションでの提供に切り替わり、固定料金は0円で従量課金が15円/1回となる従量制を採用した。今後の開発予定としてダッシュボードとレポート機能の追加、通話録音オプションへのテキスト化・要約機能の追加、同時転送機能の追加を予定している。
AI自動案内正式版の主要改善点

PR TIMESより
改善項目 | β版 | 正式版 |
---|---|---|
キーワード登録上限 | 制限あり | 上限増加 |
転送前音声ガイダンス | 固定文のみ | カスタマイズ可能 |
レポート表示内容 | 転送完了/転送未完了のみ | 発話内容・転送先番号も表示 |
料金体系 | 無料試験提供 | 従量課金15円/1回 |
trends編集部の一言
メディアリンクのAI自動案内正式版は従来のプッシュボタン操作による煩雑な電話対応を自然な発話による直感的な操作に変革する画期的な機能といえる。特に電話対応業務の効率化に課題を抱える企業にとって、24時間365日の自動受付と音声によるスムーズな振り分けを実現する機能は人的リソースの大幅な削減と顧客満足度の向上に直結するだろう。
β版での試験期間を通じてユーザーのフィードバックを積極的に取り入れ、キーワード登録上限の増加や音声ガイダンスのカスタマイズ機能を追加した正式版の完成度は高く評価できる。固定料金0円で従量課金15円という料金体系も導入コストを抑制し、中小企業でも気軽に導入できる点が企業の電話業務DX化の促進に大きく貢献するはずだ。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- 【Python】仮想環境から抜ける方法
- 【Python】文字列から改行コードを除去する方法
- 【Python】10回の繰り返し処理を実装する方法
- 【Python】df(DataFrame)とは?基本的な使い方やデータ操作について解説
- 【Python】指定のファイルがあれば削除する方法
ITやプログラミングに関するニュース
- Azure SQL Managed InstanceがVector型Public Preview対応開始、AI駆動アプリケーション開発の効率化を実現
- GoogleがGmailアプリにGeminiサマリーカードを導入、メール要約の自動表示機能が利用可能に
- ZenchordとNottaが共同開発したAIイヤホンZenchord 1をMakuakeで先行公開、音声認識から議事録作成まで自動化
- Ideinが音声解析AIサービス「Phonoscape」の提供を開始、対面接客現場での会話データ活用が可能に
- Microsoftが.NET 10 Preview 4でdotnet run app.cs機能をリリース、プロジェクトファイル不要でC#実行が可能に