日本の AI 主権を、日本の技術で。樹林AI、国産ソブリン AI「JJ-1」をオープンソースで公開
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この記事はプレスリリースです
本記事は、PR TIMESに掲載された企業・団体等のプレスリリースを原文のまま転載しています。記事内容は発表時点の情報です。
- 発表元
- 樹林AI株式会社
- 配信日時
- 2026年10月13日 10時00分
- 転載日
- 2026年10月14日
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海外の比較対象モデルを上回る判断精度 97.43%、推論コスト最大 99% 削減。日本企業の業務に特化した AI で、世界に挑む
日本企業が、世界の AI を利用するだけでなく、自ら世界に通用する AI を生み出す。その新たな一歩が始まります。

樹林AI 株式会社(以下、樹林AI)は、日本企業の業務判断に特化した AI モデル群「JJ-1」を開発し、オープンソースとして無償公開しました。
JJ-1 は、日本企業の業務フローに関する 6,033 問のベンチマーク評価において、97.43% の正答率を達成し、海外の比較対象モデルを上回りました。判断処理はわずか 8〜30 ミリ秒。従来の生成型大規模言語モデル(LLM)を用いる方式と比較して、推論コストを最大 99% 削減します。
世界の AI 開発を米国や中国の巨大テクノロジー企業が主導するなか、樹林AI が目指すのは、日本語、日本の商習慣、そして日本企業の実務に適した AI を自ら開発し、その技術を広く社会に還元することです。
なぜ今、日本発のソブリン AI なのか
日本は今、人口減少と人手不足という大きな課題に直面しています。その一方、企業の AI 活用は、文章の生成から、AI が自ら判断し業務を遂行する時代へと進んでいます。
顧客からの問い合わせをどの部署に振り分けるべきか。緊急対応が必要か。担当者に引き継ぐべきか。
こうした一つひとつの判断が、企業活動を支えています。
日本政府も 2026 年 7 月、特定の国や企業への過度な依存を避ける「開かれた AI 主権」を掲げました。
重要なのは、海外の技術を排除することではありません。世界の優れた技術を活用しながら、日本自身も技術を開発し、主体的に選択できる力を持つことです。
JJ-1 は、日本企業の「判断」を支える技術から、日本の AI 主権に貢献することを目指します。
海外モデルを上回る精度。日本発 AI の実力を数字で示す
日本語・英語の公開データセットと、日本のビジネスワークフローを対象に設計した独自データを合わせた 6 つのデータセット(計 8 万 8 千件以上の設問)を対象とした評価において、JJ-1 は総合正答率 79.20% を達成しました。これに対し、Jev 1.13 は 76.50%、GPT-6 Luna Decision は 71.35% でした。
このうち、日本のビジネスワークフローを対象として設計した独自データでは、JJ-1 は 97.43% の正答率を達成しました。これに対し、GPT-6 Luna Decision は 91.99%、Jev 1.13 は 91.75%、Microsoft Decision-1 は 91.58% でした。
ここで、樹林AI は、各国の独自データで学習した小規模なソブリン AI モデルが、汎用の大規模フロンティア AI モデルを精度・処理速度・コスト効率のすべてにおいて上回り得ることを実証しました。
意思決定モデルの JJ-1 は、文章を一語ずつ生成するのではなく、定義された選択肢を直接評価することで、次の行動を高速に判断します。
これにより、問い合わせの適切な振り分け、対応の優先順位付け、担当者へのエスカレーション、情報の分類、業務フローの選択など、企業活動におけるさまざまな意思決定に活用できます。

JJ-1 は、日本語特有の繊細なニュアンスや、会話の文脈を踏まえた判断にも対応します。例えば「結構です」という表現が、状況によって承諾にも辞退にもなり得ることを理解し、適切な次の行動へとつなげます。日本語の特性や日本独自の商習慣、企業の業務環境を踏まえ、日本のビジネスの現場で求められる的確な意思決定を支援します。
なぜ、世界水準の技術を無償公開するのか
樹林AI は、最大規模モデルを除き、JJ-1 をオープンソースとして無償公開しました。
日本企業や開発者が高度なAI技術を広く活用できるようにし、海外の特定サービスへの依存を減らす選択肢を提供するためです。
AI の進化によって、金融、物流、製造、顧客対応など、日本のあらゆる産業で業務の高度化が期待されています。
こうした技術を 一 部の企業だけのものにせず、国内の開発者や企業が活用できるようにすることは、日本の産業競争力を高めるうえでも重要です。
日本の社会課題を、日本発の技術で解決する。そして、その成果を世界へ届ける。
JJ-1 の無償公開は、その実現に向けた取り組みです。
関係者コメント
樹林AI 創業者 兼 CEO オオイ・ライス
「日本で AI エージェントを導入・運用するなかで明らかになったのは、AI エージェントが実際の業務を担うようになると、絶えず意思決定を行う必要があるということです。
一つのユーザーリクエストに対しても、実際の業務が完了するまでに複数の判断が必要になる場合があります。大規模な運用では、モデルを呼び出すたびに処理時間とコストが積み重なります。
すべてを一つの巨大なモデルで処理することが、将来のあるべき姿ではありません。
高度な推論や文章生成が必要な場合には、最適な生成 AI モデルを活用する。一方、リクエストの振り分け先、緊急度、エスカレーションの要否などを判断する場合には、意思決定に特化したモデルを使用する。
JJ-1 は、まさに日本企業のための、こうした専門的な『意思決定層(Decision Layer)』を担うモデルとして開発しました。」
IEEE 信号処理学会(IEEE SPS)技術委員会委員 チャオ・ハン・ハック・ヤン博士(Chao-Han Huck Yang, Ph.D.)
「日本企業が開発した AI モデルが、OpenAI や Microsoft などの世界的なテクノロジー企業のモデルと競い、特定の意思決定タスクで優れた精度を示したことは、日本の AI 技術にとって誇るべき成果です。
JJ-1 は、判断の品質、処理速度、コスト効率を追求したモデルです。日本発の技術が世界の AI 競争において、新たな選択肢となる可能性を示しています。
ASIC や GPU を活用した日本国内の計算基盤で高度な AI モデルを開発・学習し、その成果をオープンソースとして世界に還元することは、日本の技術的自立と国際的なAI開発コミュニティの発展に大きな意義があります。」
リンク
樹林AI は、ベンチマークの評価手法、テスト条件、コスト比較などを詳しくまとめた「JJ-1 テクニカルレポート(Technical Report)」を、公式ウェブサイトで公開します。
- JJ-1 テクニカルレポート:https://www.jurin.ai/ja/tech-blog-research-jj-1
- JJ-1 体験サイト:https://inference.jurin.ai/ja
- JJ-1 紹介動画:https://youtu.be/1hmJDpj5cjI
樹林AIについて
樹林AIは、高い成果を追求する企業のためのAIエージェントを開発しています。メール・電話・メッセージングといったあらゆるビジネスコミュニケーションと、その背後にある業務フローを自動化し、人と組織を定型業務から解放。創造性と意思決定に集中できる環境を実現します。
創業から短期間で世界有数の急成長を遂げ、現在は日本、韓国、シンガポール、米国、英国、インド、マレーシア、タイ、インドネシアなど世界各地で事業を展開。すでに複数の大手企業に導入され、既存のツールやシステムとシームレスに連携しながら、105以上の言語で業務を遂行しています。深刻化する労働力不足という社会課題に応え、企業が次の成長へと踏み出すための基盤となることを目指しています。
本件に関するお問い合わせ

報道関係お問い合わせ先
樹林AI株式会社 最高外交責任者・上級執行役員 髙山 明日香
電話: 080–4607–0677
メールアドレス: press@jurin.ai
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