ログアウト中 ログイン

学習パッケージを選択

【Python】数当てゲーム作成講座 第2章2.1節「比較判定システムの構築」




現在の見出し:2.1節:比較判定システムの構築

見出し一覧

  • 2.1節:比較判定システムの構築
  • - 大小比較処理の実装
  • - 判定結果メッセージの実装

【PR】『Python』を学べる企業・個人向けのプログラミングコース

大小比較処理の実装

第2章2.1節では、前節(第1章 1.2節)で作成したコードを基盤として、大小比較処理と判定結果メッセージの実装を行います。

前節(第1章 1.2節)で作成したコードを基盤として、より実用的な数当てゲームを構築するため、大小比較処理を実装します。前節では等価性演算子演算子は数値や文字列などのデータを扱う際に使用される記号や記述方法です。(==)を使用して正解・不正解のみを判定していましたが、実際の数当てゲームでは「あなたの予想は正解より大きいです」「あなたの予想は正解より小さいです」といったヒントが必要です。

大小比較処理では、比較演算子比較演算子は二つの値を比較する際に使用する記号です。(<、>)を使用して、ユーザーの入力値と正解数値の大小関係を判定します。この処理により、ユーザーが次の予想を立てやすくなり、ゲームの実用性が大幅に向上します。

判定結果を保存するため、ブール値変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。を使用して比較結果を管理します。is_too_bigという変数名を使用して、ユーザーの入力値が正解数値より大きいかどうかを判定し、この結果を後続の処理で活用できるようにします。ブール値による判定結果管理により、条件分岐条件分岐はプログラム内で指定した条件によって処理の分岐を行う制御構造です。処理での利用が容易になります。

以下が前節のコードに大小比較処理を追加したプログラムプログラムはコンピュータに対して何をすべきかを指示する一連の命令です。です。等価性演算子による正解判定に加えて、比較演算子による大小判定を実装し、判定結果をブール値変数に保存しています。

# コード
user_input = input("1から100までの数値を入力してください: ")
user_number = int(user_input)
answer_number = 42
print("あなたの入力:", user_number)
is_too_big = user_number > answer_number
is_too_small = user_number < answer_number
if user_number == answer_number:
    print(f"正解です!{answer_number}が正解でした。")
else:
    print(f"不正解です。正解は{answer_number}でした。")
    if is_too_big:
        print("あなたの予想は正解より大きいです。")
    if is_too_small:
        print("あなたの予想は正解より小さいです。")
# 実行結果
1から100までの数値を入力してください: 60
あなたの入力: 60
不正解です。正解は42でした。
あなたの予想は正解より大きいです。
行数 コード 解説
1行目 user_input = input("1から100までの数値を入力してください: ") input()関数関数は一定の処理をまとめたプログラムの塊です。を使用してユーザーから文字列文字列は文字の並びを表現するデータ型で、テキストデータを扱うための基本的な構造として広く使用されています。形式で数値を受け取る
2行目 user_number = int(user_input) int()関数を使用して文字列を整数型に変換し、user_number変数に代入代入は変数に値を割り当てる操作です。する
3行目 answer_number = 42 ゲームの正解となる数値42をanswer_number変数に代入する
4行目 print("あなたの入力:", user_number) ユーザーが入力した数値を分かりやすいメッセージと共に表示する
5行目 is_too_big = user_number > answer_number 比較演算子(>)を使用してユーザー入力値が正解数値より大きいかを判定しブール値で保存する
6行目 is_too_small = user_number < answer_number 比較演算子(<)を使用してユーザー入力値が正解数値より小さいかを判定しブール値で保存する
7行目 if user_number == answer_number: 等価性演算子(==)を使用してユーザー入力値と正解数値を比較する
8行目 print(f"正解です!{answer_number}が正解でした。") 正解時のメッセージをf-stringを使用して動的に生成し表示する
9行目 else: 比較結果が偽の場合(不正解時)に実行される処理を定義する
10行目 print(f"不正解です。正解は{answer_number}でした。") 不正解時のメッセージをf-stringを使用して動的に生成し表示する
11行目 if is_too_big: is_too_big変数の値がTrueの場合に実行される条件分岐を設定する
12行目 print("あなたの予想は正解より大きいです。") ユーザーの予想が正解より大きい場合のヒントメッセージを表示する
13行目 if is_too_small: is_too_small変数の値がTrueの場合に実行される条件分岐を設定する
14行目 print("あなたの予想は正解より小さいです。") ユーザーの予想が正解より小さい場合のヒントメッセージを表示する
判定結果メッセージの実装

第2章2.1節「判定結果メッセージの実装」の続きを見る


すべてのカリキュラムを無料登録で学ぶ

プログラミング・マーケティング・AI活用方法を
今すぐ無料登録すると、全てのコンテンツが視聴可能になります。