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【Python】計算プログラム(電卓)開発 第2章2.1節「演算子入力と分岐処理」




現在の見出し:2.1節:演算子入力と分岐処理

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  • 2.1節:演算子入力と分岐処理
  • - 演算子入力処理の実装
  • - 条件分岐による演算処理の実装

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演算子入力処理の実装

第2章2.1節では、演算子入力処理と条件分岐条件分岐はプログラム内で指定した条件によって処理の分岐を行う制御構造です。による演算処理を実装し、電卓アプリの演算子選択機能を作成していきます。

前節(第1章 1.2節)で作成したコードを基盤として、演算子入力機能を追加していきます。前節では全ての演算結果を一度に表示していましたが、実際の電卓では使用者が選択した演算子に応じて、特定の計算のみを実行する必要があります。

演算子入力処理では、input()関数関数は一定の処理をまとめたプログラムの塊です。を使用してユーザーから演算子を文字列文字列は文字の並びを表現するデータ型で、テキストデータを扱うための基本的な構造として広く使用されています。として取得し、その値を変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。に保存します。入力された演算子は後の条件分岐処理で使用するため、strip()メソッドメソッドは特定の処理をまとめたプログラムの塊です。を使用し前後の不要な空白を除去することによって、入力データの品質を向上させます。

この実装によって、ユーザーは「+」「-」「*」「/」の4つの演算子から1つを選択できるようになり、選択された演算子に応じて計算処理を実行する基盤が構築されます。

# コード
print("電卓アプリケーション")
print("2つの数値を入力してください")
# 最初の数値を入力
num1 = float(input("最初の数値を入力してください: "))
# 2番目の数値を入力
num2 = float(input("2番目の数値を入力してください: "))
# 演算子を入力
operator = input("演算子を入力してください(+, -, *, /): ").strip()
print(f"選択された演算子: {operator}")
print(f"第1数値: {num1}")
print(f"第2数値: {num2}")
# 実行結果
電卓アプリケーション
2つの数値を入力してください
最初の数値を入力してください: 15
2番目の数値を入力してください: 3
演算子を入力してください(+, -, *, /): *
選択された演算子: *
第1数値: 15.0
第2数値: 3.0
行数 コード 解説
1行目 print("電卓アプリケーション") アプリケーションのタイトルを表示する
2行目 print("2つの数値を入力してください") ユーザーに数値入力を促すメッセージを表示する
3行目 num1 = float(input("最初の数値を入力してください: ")) ユーザーから最初の数値を文字列で取得し、float()で浮動小数点数浮動小数点数は実数を表現するための数値表現方式で、仮数部と指数部に分けて表現し、非常に大きな数や小さな数を効率的に扱えます。に変換してnum1変数に代入代入は変数に値を割り当てる操作です。する
4行目 num2 = float(input("2番目の数値を入力してください: ")) ユーザーから2番目の数値を文字列で取得し、float()で浮動小数点数に変換してnum2変数に代入する
5行目 operator = input("演算子を入力してください(+, -, *, /): ").strip() ユーザーから演算子を文字列で取得し、strip()メソッドで前後の空白を除去してoperator変数に代入する
6行目 print(f"選択された演算子: {operator}") f-stringを使用してユーザーが選択した演算子を確認用に表示する
7行目 print(f"第1数値: {num1}") f-stringを使用して入力された第1数値を確認用に表示する
8行目 print(f"第2数値: {num2}") f-stringを使用して入力された第2数値を確認用に表示する
条件分岐による演算処理の実装

第2章2.1節「条件分岐による演算処理の実装」の続きを見る


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