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- 2.1節:変換方式の選択処理
- - if-elif-else文による変換方式選択機能の実装
- - 比較演算子による入力値判定機能の追加
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if-elif-else文による変換方式選択機能の実装
第2章2.1節では、前節(第1章1.2節)で作成したコードを基盤として、ユーザーが希望する変換方式を選択できる条件分岐条件分岐はプログラム内で指定した条件によって処理の分岐を行う制御構造です。機能を追加します。if-elif-else文による分岐処理を実装することで、複数の変換オプション(大文字、小文字)を提供し、各選択に応じて異なる文字列文字列は文字の並びを表現するデータ型で、テキストデータを扱うための基本的な構造として広く使用されています。メソッドメソッドは特定の処理をまとめたプログラムの塊です。を呼び出す選択式変換ツールを構築します。
この実装では、入力された選択番号に基づいて適切な変換メソッドを実行します。変換結果を統一された形式で表示することで、インタラクティブで実用的な文字列変換ツールに近づきます。
# コード
text = input("変換したい文字列を入力してください: ")
print(f"入力された文字列: {text}")
print(f"文字数: {len(text)}")
print("変換方式を選択してください")
print("1: 大文字変換")
print("2: 小文字変換")
choice = input("選択 (1, 2): ")
if choice == "1":
result = text.upper()
print(f"大文字変換結果: {result}")
elif choice == "2":
result = text.lower()
print(f"小文字変換結果: {result}")
else:
print("無効な選択です")
# 実行結果
変換したい文字列を入力してください: Hello World
入力された文字列: Hello World
文字数: 11
変換方式を選択してください
1: 大文字変換
2: 小文字変換
選択 (1, 2): 1
大文字変換結果: HELLO WORLD
行数 | 種別 | コード | 解説 |
---|---|---|---|
5行目 | 新規 | print("変換方式を選択してください") |
変換方式選択のための見出しメッセージを表示 |
6行目 | 新規 | print("1: 大文字変換") |
選択肢1として大文字変換オプションを表示 |
7行目 | 新規 | print("2: 小文字変換") |
選択肢2として小文字変換オプションを表示 |
8行目 | 新規 | choice = input("選択 (1, 2): ") |
ユーザーから変換方式の選択番号を文字列として取得 |
10行目 | 新規 | if choice == "1": |
選択が「1」の場合の条件判定を実行 |
11行目 | 新規 | result = text.upper() |
大文字変換を実行してresult変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。に代入代入は変数に値を割り当てる操作です。 |
12行目 | 新規 | print(f"大文字変換結果: {result}") |
大文字変換の結果をf-stringで整形表示 |
13行目 | 新規 | elif choice == "2": |
選択が「2」の場合のelif分岐条件を判定 |
14行目 | 新規 | result = text.lower() |
小文字変換を実行してresult変数に代入 |
15行目 | 新規 | print(f"小文字変換結果: {result}") |
小文字変換の結果をf-stringで整形表示 |
16行目 | 新規 | else: |
上記のいずれにも該当しない場合のelse分岐 |
17行目 | 新規 | print("無効な選択です") |
無効な選択が入力された場合のエラーメッセージを表示 |