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- 3.3節:繰り返し処理(for文)
- - Pythonのfor文とは
- - イテラブル
- - range()関数
- - ループ制御
- - for-else構文
- - 3.3節の演習問題
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Pythonマスター講座第3章 3.3節で学べること
- 繰り返し処理(forfor文はプログラミングの繰り返し制御構文で、指定回数や条件に基づき特定コードを反復実行でき、コードの簡潔さと可読性を向上させます。文)の基本
- イテラブルやrange()関数関数は一定の処理をまとめたプログラムの塊です。について
- breakbreak文は、ループやスイッチ文を途中で終了させるためのプログラミング制御構文で、特定条件で即座にループから抜け出せます。文とcontinuecontinue文は、ループ処理で特定条件時に現在の繰り返しをスキップして次の繰り返しに進む制御文で、多くの言語でサポートされています。文を使ったループループは一連の命令を繰り返し実行する構造です。制御
- for-else構文を使った条件分岐条件分岐はプログラム内で指定した条件によって処理の分岐を行う制御構造です。の実装
Pythonのfor文とは
Pythonのfor文は文字列文字列は文字の並びを表現するデータ型で、テキストデータを扱うための基本的な構造として広く使用されています。などデータの中身を一つずつ取り出して、同じ作業を自動的に繰り返してくれる便利な仕組みです。基本の書き方はfor 変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。名 in データ:
という形で、データの中身が一つずつ変数に入れられて処理されます。
for文の中に書いた処理(インデントインデントはコード内の行頭をスペースやタブでずらすことです。で字下げした部分)がデータの個数分だけ繰り返し実行され、字下げが終わったところで繰り返し処理も終了します。
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
print(fruit)
apple
banana
cherry
行数 | コード | 解説 |
---|---|---|
1行目 | fruits = ["apple", "banana", "cherry"] | 「fruits」という箱を作って、3つの果物の名前を入れておきます |
2行目 | for fruit in fruits: | fruitsの箱から果物を一つずつ取り出して、fruitという変数に入れます |
3行目 | print(fruit) | 取り出した果物の名前を画面に表示します |
for文のメリット
for文のメリットは、データの個数が変わっても同じコードで処理できることです。10個のデータでも1000個のデータでも、同じfor文で全部処理できる為、大量のデータを効率よく処理できるようになります。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
sum = 0
for number in numbers:
sum += number
print(f"合計: {sum}")
合計: 15
行数 | コード | 解説 |
---|---|---|
1行目 | numbers = [1, 2, 3, 4, 5] | 「numbers」という箱を作って、5つの数字を入れておきます |
2行目 | sum = 0 | 合計を計算するための「sum」という変数を0からスタートします |
3行目 | for number in numbers: | numbersの箱から数字を一つずつ取り出して、number変数に入れます |
4行目 | sum += number | 今取り出した数字をsumに足し算します(sum = sum + number の短縮形) |
5行目 | print(f"合計: {sum}") | 全ての数字を足し算した結果を画面に表示します |