Date: 2025-11-19 | Time: 14:00:00
Provided by PR Newswire

EF英語能力指数(EF EPI)2025年版発表

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〜各国で"AI時代の英語格差"が拡大する2025年/世界最大規模の英語能力比較調査を公開〜

「日本人の国別英語力ランキング」は、世界96位、"話す・書く力"が主要課題。

日本国内でも都市と地方で40ポイント超の差が発生し、"英語格差"が顕著に。 

チューリッヒ, 2025年11月19日 /PRNewswire/ -- 世界110カ国で教育・語学に関するリサーチおよび留学支援事業を展開する国際教育機関、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社(本部:スイス、東京都渋谷区/代表:伊東グローニング七菜、以下EF)は、世界123カ国・地域を対象に成人の英語力を比較した「EF英語能力指数(EF English Proficiency Index/以下、EF EPI)」の第15回調査(2025年版)を発表しました。

 

The EF English Proficiency Index is an annual ranking of countries, regions and capital cities by English skills.
The EF English Proficiency Index is an annual ranking of countries, regions and capital cities by English skills.

 

2011年の初回調査から毎年実施、世界最大規模の英語能力比較調査として知られており、今回はAIによるスピーキング・ライティング自動評価を初導入しています。

< EFEPI英語能力指数調査結果サマリー >

 ①日本の英語力は世界96位。「理解はできるが使いこなせない」課題が顕著」

☑  日本は96位(スコア446)と、アジア平均(473)および世界平均(488)を下回る結果に

スキル別では「読む・聞く」に対し「話す・書く」が著しく低く、"理解はできるが使いこなせない"課題が明確に

 

日本は前年に続き96位(スコア446)にとどまり、アジア平均(スコア473)を下回る結果となりました。

マレーシア(24位/スコア581)やフィリピン(28位/スコア569)など英語教育の進む国々との差は依然として大きい結果となっています。

今回、AIの導入により、発音・即応性・文章構成など、従来は測定が難しかった部分が可視化され、4技能間のバランスがより精緻に分析できるようになりました。

EF EPI分析チーム責任者ケイト・ベルは、次のように述べています。

「日本では、読む・聞くと比べて、話す・書くのスコアが相対的に伸びにくい傾向があり、今回のAI評価によってその差がより明確になりました。英語力全体の停滞は世界共通の課題ですが、日本では4技能のバランス改善が鍵となります。」

"英語が話せる地域""話せない地域"が二極化。若年層の"スピーキング離れ"も顕著に

☑  地域別では関東(478)が最高、中国地方(436)が最低。都市と地方で40ポイント超の差が発生

☑  若年層(18〜25歳)が全世代で最もスコアが低く、AI学習やオンライン授業へのアクセス格差も影響

 

地域別では、関東(478)が最も高く、中国地方(436)が最も低い結果となり、都市部・地方での英語力の差が示されました。

首都圏を中心に英語を使うビジネスや留学ニーズが高まる一方で、必ずしも全ての地域で同じように学習機会や必要性が高まっているとは限らないことがうかがえます。

また、18〜25歳の若年層のスコアが全世代で最も低いことも特徴です。

本来は、学校教育やオンライン学習などで英語に触れる機会が多いはずの世代であるにもかかわらず、指数上は十分にスコアに結びついていない現状が示されました。デジタルネイティブ世代が「字幕やテキストで理解する英語」にとどまり、「自分の言葉として話す・書く経験」が相対的に少ない可能性も含め、EF EPI分析チームでは"AI時代に特有の英語との向き合い方"として今後も継続的な検証が必要だと考えています。

 

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[調査名称]EF英語能力指数(EF English Proficiency Index)2025(第15回)

[調査機関]イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF)

[調査時期]2024年1月〜12月

[調査対象]世界123の国と地域の成人(18歳以上)

[調査方法]EFが独自に開発したオンライン英語テスト「EF SET(Standard English Test)」および「EF Placement Test」受験データを集計・分析(受験者数:約220万人/世界全体)

[評価内容]リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいてスコア化。

2025年版よりAIによるスピーキング・ライティング自動評価を新たに導入

[評価スケール]1~800点のスコアを基準に、「非常に高い」~「非常に低い」の5段階で国別能力を分類

[分析対象スキル]リーディング(454)、リスニング(437)、ライティング(394)、スピーキング(393)

[備考]EF SETはCEFR準拠の無料オンライン英語力テストで、TOEFL®、TOEIC®、IELTS®と換算が可能なスコア体系を採用。AIによる自動採点で一貫性・公平性を担保しています。

 

 

【イー・エフ・エデュケーション・ファースト株式会社について】

イー・エフ・エデュケーション・ファースト(以下、EF)は、1965年にスウェーデンで設立された国際教育機関です。創業以来、「Education First(教育を第一に)」をモットーに、「教育を通して世界を開く」というミッションのもと、語学教育、留学、学位プログラム、文化交流を通じて、人々が国境を越えて学び、つながることを支援しています。

世界114カ国に拠点を持ち、従業員数は約5万人(うち約半数が講師)。自社運営による50都市以上の直営語学学校を展開し、統一された教育品質のもとで、安心・安全な留学環境を提供しています。日本では1973年より事業を開始し、札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、京都、神戸、福岡の8拠点で留学サポートを実施。カウンセリングから出発準備、現地滞在、帰国後のキャリア形成まで、一貫したワンストップ体制でサポートしています。

EFは、世界の教育機関・政府から認定を受けた独自の学習メソッドと、ケンブリッジ大学との研究提携を通じて、科学的に裏づけられた語学習得を実現。60年以上にわたる実績をもとに、「人生が変わる留学経験」を世界中の学生へ提供し続けています。

EF公式YouTubeチャンネルでは、実際の留学生の声や現地での学びの様子を紹介。その他、企業サイト、公式LINEInstagramからも最新情報をご覧いただけます。

写真: https://mma.prnasia.com/media2/2824507/EF_English_Proficiency_Index_2025.jpg?p=medium600
ロゴ: https://mma.prnasia.com/media2/2824506/EF_Logo.jpg?p=medium600

 

 

お問い合わせ:
MediaInquiry@efjapan.com

ソース: PR Newswire
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