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- 2.2節:結果表示機能の作成
- - 勝敗結果の実装
- - 選択表示機能の追加
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勝敗結果の実装
第2章2.2節では、前節(第2章 2.1節)で作成したコードを基盤として、「勝敗結果」と「選択表示機能」を使用して勝敗判定機能を実装していきます。
前節で作成したコードでは、各勝敗パターンの個別判定は完了していますが、結果の表示機能が十分ではありません。結果変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。(result
)にはそれぞれの勝敗が文字列文字列は文字の並びを表現するデータ型で、テキストデータを扱うための基本的な構造として広く使用されています。として格納されていますが、この結果を見やすく表示する機能が必要です。f-stringを使用して動的なメッセージ表示を実装し、プレイヤーが結果を分かりやすく確認できるようにします。
条件分岐条件分岐はプログラム内で指定した条件によって処理の分岐を行う制御構造です。で設定された結果変数を活用し、文字列フォーマットによる結果表示メッセージを作成することで、じゃんけんゲームの結果表示機能を充実させます。f-stringの変数埋め込み機能を使用して、勝敗結果を含む表示メッセージを動的に生成することによって、プレイヤーにとって分かりやすい形式で結果を出力する機能を実装します。
# コード
print("じゃんけんをしましょう!")
print("選択肢: グー、チョキ、パー")
player_choice = input("あなたの選択を入力してください: ")
if player_choice == "グー" or player_choice == "チョキ" or player_choice == "パー":
print(f"あなたが選んだのは: {player_choice}")
print("有効な選択です。")
computer_number = 1
if computer_number == 1:
computer_choice = "グー"
elif computer_number == 2:
computer_choice = "チョキ"
else:
computer_choice = "パー"
print(f"コンピューターが選んだのは: {computer_choice}")
if player_choice == computer_choice:
result = "引き分け"
elif player_choice == "グー" and computer_choice == "チョキ":
result = "あなたの勝ち"
elif player_choice == "チョキ" and computer_choice == "パー":
result = "あなたの勝ち"
elif player_choice == "パー" and computer_choice == "グー":
result = "あなたの勝ち"
elif player_choice == "グー" and computer_choice == "パー":
result = "あなたの負け"
elif player_choice == "チョキ" and computer_choice == "グー":
result = "あなたの負け"
elif player_choice == "パー" and computer_choice == "チョキ":
result = "あなたの負け"
print(f"【結果】{result}")
print(f"【勝敗詳細】{player_choice} vs {computer_choice} → {result}")
else:
print("無効な選択です。グー、チョキ、パーのいずれかを入力してください。")
# 実行結果
じゃんけんをしましょう!
選択肢: グー、チョキ、パー
あなたの選択を入力してください: グー
あなたが選んだのは: グー
有効な選択です。
コンピューターが選んだのは: グー
【結果】引き分け
【勝敗詳細】グー vs グー → 引き分け
行数 | 種別 | コード | 解説 |
---|---|---|---|
29行目 | 新規 | print(f"【結果】{result}") |
f-stringを使用して結果変数を埋め込んだ見やすい形式での結果表示処理 |
30行目 | 新規 | print(f"【勝敗詳細】{player_choice} vs {computer_choice} → {result}") |
f-stringで複数の変数を埋め込み、対戦詳細と結果を1行で表示する処理 |