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Pythonマスター講座 第5章5.2節「辞書(dict)」




現在の見出し:5.2節:辞書(dict)

見出し一覧

  • 5.2節:辞書(dict)
  • - Pythonの辞書(dict)とは
  • - 辞書のキー制約
  • - 辞書の要素へのアクセス
  • - 辞書の要素追加・更新
  • - 辞書の要素削除
  • - 辞書のビュー
  • - 辞書のループ処理
  • - 辞書の内包表記
  • - 辞書のキーの存在確認
  • - 辞書のclear()メソッド
  • - 5.2節の演習問題

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Pythonマスター講座第5章 5.2節で学べること

  • 辞書(dict)の基本的な作成方法
  • 辞書のキーと値のペア構造の理解
  • 辞書の要素へのアクセスと操作方法
  • 辞書の要素追加・更新・削除の方法

Pythonの辞書(dict)とは

辞書とは、キー(鍵)と値(データ)をペアで管理できるデータ構造データ構造はプログラミングでデータを効率的に格納・管理するための仕組みで、適切な選択により操作の高速化が可能です。のことで、キーは値を識別するための名前、値はキーに対応する実際のデータのことです。

辞書では異なるデータ型データ型はプログラミングで変数やオブジェクトが保持できる値の種類を定義するもので、適切な選択によりメモリ使用量やプログラム効率を最適化できます。を値として保存でき、キーを使って直接データにアクセスできます。直節データにアクセス出来ることによって、リストのように順番に探す必要がなく、必要な情報を素早く取り出すことができます。

辞書の作成方法

Pythonの辞書は、波括弧{}を使って作成します。空の辞書はempty_dict = {}、初期値を持つ辞書は{'key': 'value'}の形式で作成できます。

辞書はキーを使ってデータを整理するため、リストのようにインデックス番号ではなく、意味のある名前でデータにアクセスできる便利な仕組みです。

# 空の辞書
empty_dict = {}

# 初期値を持つ辞書
student = {'name': '田中', 'age': 20}

辞書の順序

辞書の順序は、最初に追加した要素が最初に、次に追加した要素が次に並びます。例えば、例えば、角括弧記法([])を使って辞書に「りんご」、「バナナ」、「みかん」の順番で追加した場合、辞書を表示したりforfor文はプログラミングの繰り返し制御構文で、指定回数や条件に基づき特定コードを反復実行でき、コードの簡潔さと可読性を向上させます。文で取り出したりする時も同じ順番で処理されます。

※辞書の追加方法は後で解説します

# 辞書で取り出し
fruits = {}
fruits['apple'] = 'りんご'
fruits['banana'] = 'バナナ'
fruits['orange'] = 'みかん'

print("辞書の内容:", fruits)

# for文で取り出し
for key in fruits:
    print(key, ":", fruits[key])
辞書の内容: {'apple': 'りんご', 'banana': 'バナナ', 'orange': 'みかん'}

apple : りんご
banana : バナナ
orange : みかん
行数 コード 解説
1行目 fruits = {} 空の辞書を作成
2行目 fruits['apple'] = 'りんご' 最初に'apple'キーを追加
3行目 fruits['banana'] = 'バナナ' 次に'banana'キーを追加
4行目 fruits['orange'] = 'みかん' 最後に'orange'キーを追加
6行目 print("辞書の内容:", fruits) 辞書全体を表示(追加順で表示される)
8行目 for key in fruits: 辞書のキーを追加順でループループは一連の命令を繰り返し実行する構造です。処理
9行目 print(key, ":", fruits[key]) 各キーと対応する値を表示

ミュータブルであること

辞書はミュータブル(可変)なデータ型であり、作成後に要素の追加や変更・削除が可能です。この特性によって動的なデータ管理が実現でき、プログラムプログラムはコンピュータに対して何をすべきかを指示する一連の命令です。実行中にデータ構造を柔軟に変更できます。

同じ辞書を複数の変数変数はデータを一時的に記憶しておく場所です。で参照している場合、一方での変更が他方にも影響を与えてしまうため、この点は注意しましょう。

辞書のキー制約

第5章5.2節「辞書のキー制約」の続きを見る


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