ミュンヘン、2025年5月10日 /PRNewswire/ -- CRRC Zhuzhou Institute Co., Ltd.(「CRRC Zhuzhou」)は、2025年5月7日〜9日にドイツのミュンヘンで開催される「Intersolar Europe 2025」において、同社のゼロカーボン技術をフルラインアップで出展しています。Messe MünchenのブースB2.540に設置された同社の展示エリアでは、エネルギーのバリュー・チェーン全体をカバーするソリューションを紹介しています。展示内容は、世界的な脱炭素化への取り組みにおける同社の存在感の高まりを反映したものです。

風力 - 太陽光 - エネルギー貯蔵 - 水素:技術の祭典
CRRC Zhuzhouは、風力、太陽光発電、エネルギー貯蔵、水素製造システムの相互作用を再現した1:1000スケール、全長2メートルのダイナミック・サンドボックス・モデルを展示しています。また、電流の流れのシミュレーションも展示されています。これは、世界的なエネルギー転換を支える同社の統合的な技術力を視覚的に表現することを目的としたものです。
あらゆる用途に対応する完全なスマート PV 制御ソリューション
- 公共施設規模の発電所:n型TOPCon両面受光モジュールに対応する8.8MWの集中型インバーターが、過酷な砂漠環境でも最高の性能を発揮します。
- 商業および産業用途:ダイナミック仮想パワー・プラント(DVPP)対応の統合型ソーラー・エネルギー貯蔵スマート・エネルギー・ステーションにより、屋上設置型PVをゼロカーボン・ソリューションへと進化させます。
- 住宅:AIによるアーク故障保護機能を備えた10〜30kWのマイクロインバーター・クラスターが、ミリメートル単位の精度で安全性を確保し、環境に配慮した安心の家庭向けエネルギー・ソリューションを実現します。
高密度エネルギー貯蔵で送電網のレジリエンス強化を目指す
CRRC Zhuzhouは、次世代型6MWhエネルギー貯蔵ソリューションを発表しました。以下に特長を示します。
- 送電網の柔軟性と効率を向上させる設計
- 標準的な20フィート・コンテナに収容可能
- 20%以上高いエネルギー密度を実現
- 従来モデルに比べて消費電力を20%以上削減
5MW オールインワン・システムが実現する高度なエンジニアリング統合
同社は、5MWのオールインワン型エネルギー貯蔵システムも展示しています。以下に特長を示します。
- スマートな煙感知および温度検知警報システムを搭載
- 冗長構成の高電圧/低電圧保護機能を備えたインテリジェントな監視・制御ユニット
- VSG制御、全出力4象限運転、ミリ秒レベルのブラック・スタート応答機能を搭載
- 海外市場向け、CRRC独自の5.X液冷式バッテリ・モジュールとの互換性
- 従来の構成と比べて設置面積を30%削減した省スペース型20フィート・コンテナ・デザイン
- 保守や交換を効率化するモジュール式アーキテクチャ
グリーン水素革命:未来のためのスマート製造
CRRC Zhuzhouは、高性能かつ柔軟な次世代グリーン水素製造モデルを初公開しました。このモデルの目的は、電力・水素・貯蔵システムの動的な統合を実証することです。
- このグリーン水素ソリューションは、革新的な電解効率とインテリジェント制御を実現しています。産業規模での導入とコスト効率の両立を実現することを目的とした先進的なシステムです。
- このシステムは、6つの独自開発による中核要素(水素製造用電源、エネルギー管理システム(EMS)、分散制御システム(DCS)、高効率電解装置、高度なガス分離ユニット、高精度精製システム)で構成されています。
- 化学処理、製鉄、クリーン輸送、再生可能エネルギーの貯蔵などに応用可能であり、ゼロカーボン水素経済への世界的な移行を加速させます。
CRRC Zhuzhouの先進的なソリューションは、世界60か国以上で導入されており、世界最高標高のPV発電所や風力発電所、最強出力の浮体式洋上風力タービン、大規模なグリーン水素プロジェクトなど、さまざまなランドマーク・プロジェクトを支えています。
「今年のイベントでは、技術の進化、コラボレーティブな導入、ゼロカーボンな未来への移行を加速するために、世界中のパートナーと実りある対話ができることを楽しみにしています」とCRRC Zhuzhou Instituteのゼネラル・マネージャー、Shang Jing氏は述べています。