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製造メーカ各社はMESの導入段階から全社的なパフォーマンスの向上へ移行しつつあるが、その多くが規模拡大に苦戦
ミルウォーキー, 2026年7月14日 /PRNewswire/ -- 産業オートメーションとデジタルトランスフォーメーションを専門とする世界最大手企業であるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は本日、17カ国の製造業および産業オペレーション分野の意思決定者1,560人の回答に基づく業界インサイトレポート『Scaling MES Across the Enterprise (全社規模でのMES展開)』を発表しました。本調査では、製造実行システム(MES)の導入が進んでいるものの、パフォーマンスの向上、統合、および長期的な価値の創出を目指す製造メーカにとって、MESを全社規模へ展開することが決定的な課題となっていることが明らかになりました。

ほとんどの製造メーカは、少なくとも1つの拠点でMESを稼働させています。しかし、すべての拠点で一貫した運用を実現できている企業はごくわずかです。その要因として、システム間の連携不足やデータの活用不足、運用リスクの増大などが挙げられます。これらの課題は、製造メーカがこれまでに行なってきた投資から引き出せる価値を制限しています。
報告書の主な調査結果は以下の通りです。
- MESの導入は普及しているものの、規模拡大は遅れている: 製造メーカの93%がMESを導入している一方で、全社規模で展開しているメーカは28%にとどまります。エンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)、製品ライフサイクル管理(PLM)、品質管理、制御技術(OT)の各システムにわたる完全統合を実現しているメーカはわずか23%です。
- 統合が最優先事項であると同時に、最大の障壁でもある: 製造メーカの44%が、MES導入における最重要要件として統合を挙げています。また、データ統合における最大の課題としてMESを挙げる回答者は33%にのぼり、最新化における最も大きな課題として位置付けています。
- AIへの期待に対して運用準備が追い付いていない: 製造メーカ各社は、今後1年以内でプロセスの42%がAIの支援対象になり、2030年までには54%に達すると見込んでいます。しかし、43%は自社で収集したデータを効果的に活用できていないと認めています。こうしたデータはAIが効果的に機能する上で必要な基盤となるものです。
- レジリエンスは今や導入の必須要件となっている: 過去1年間にサイバーインシデントを経験した製造メーカは46%にのぼります。セキュリティとコンプライアンスは現在、MESの導入要件として2番目に重要な項目となっており、回答者の43%がその重要性を挙げています。
射出成形による自動車内装用プラスチック部品やアセンブリを専門とする、ティア1自動車部品サプライヤのクミ・ノースアメリカ社など、一部の製造メーカは、MESの展開においてロックウェル・オートメーションのMESテクノロジを活用しています。同社によるロックウェル・オートメーションのテクノロジの利用は2008年のPlexの導入に始まり、それ以降、米国およびカナダ各地の拠点でこのスマート・マニュファクチャリング・ソフトウェアを展開しています。さらに最近では、Plex製造実行システムのオートメーション&オーケストレーション(MES A&O)の利用も開始しました。
クミ・ノースアメリカ社のシステム担当アシスタント・バイスプレジデントであるポール・アンドリューズ氏は次のように述べています。「Plexを導入する以前は、オペレーションが十分に連携できておらず、一部の拠点ではソフトウェア自体が導入されていませんでした。現在では、自社のビジネス拡大とともにPlexのインフラが成長しており、新たな方法でPlexテクノロジを活用し続けています。」
ロックウェル・オートメーションの製品管理担当バイスプレジデントであるアンソニー・マーフィーは次のように述べています。「MESの導入そのものは、もはや障壁ではありません。課題は、いかに全社規模で展開するかにあります。製造メーカ各社は、MESテクノロジへの初期投資を行い、導入を進めていますが、その多くは企業全体で十分に価値を引き出すことに苦労しています。MESがもたらす成果も変化しており、単なる生産状況の追跡にとどまらず、品質管理、作業者の生産性向上、サプライチェーンの需要予測など、企業全体のオペレーションに関する知見を提供する基盤へと移行しています。さらに、接続性が実現されることで、AI技術を活用する機会も拡大しています。この競争において成功している企業は、他社より多くのことを実施しているわけではありません。それぞれのプロセスやシステムをより緊密に連携させているだけです。Plexのようなエッジからクラウドまで対応する柔軟なMESを活用することで、製造メーカは生産のあらゆる要素を迅速に接続し、その後は自社のニーズに応じて柔軟に拡張していくことができます。」
IDCのアソシエイト・リサーチ・ディレクタであるロレンツォ・ヴェロネージ氏は次のように述べています。「製造メーカ各社は、MESを導入すべきか検討する段階を過ぎており、現在はいかに規模拡大していくかという、より難しい課題に直面しています。統合が導入時の最重要要件であると同時に、最新化における最大の課題でもあります。システム間の連携不足やデータの活用不足を解消できなければ、企業は大きな価値を取り逃すリスクを抱えることになります。」
MESの導入と展開の間に生じているギャップに対処するためにロックウェル・オートメーションが推奨している手順については、こちらからレポート全文をご覧ください。
調査方法
本調査は、世界各国の製造および産業オペレーション分野におけるハードウェア、ソフトウェア、サービスに携わる意思決定者1,560人からの回答に基づいています。回答者は、個別生産、プロセス生産、ハイブリッドの各業界にわたる主要な製造国17カ国を代表しています。回答者の半数以上(58%)が年間売上高10億ドル超の組織に勤務しており、54%が主要な意思決定者です。
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、2025年度末現在約26,000名の社員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現については、当社ホームページをご覧ください。www.rockwellautomation.com/ja-jp






