- コーデンファーマ(CordenPharma)は、今後3年間で10億ユーロを超える記録的な投資を行い、ヨーロッパとアメリカ全土に中小規模のペプチド製造施設を建設・拡大します。
- スイスでは、コーデンファーマが5億ユーロ以上を投資し、バーゼル地方のムッテンツに小規模から大規模のペプチド開発・製造のためのグリーンフィールド・サイトを建設します。
- 米国コロラド州の拠点では、現在進行中の拡張計画により、既存ラインの大規模ペプチド製造能力の増強に加え、新たな製造エリアのためのグリーンフィールド建設も目指しています。
スイス、バーゼル, 2025年3月6日 /PRNewswire/ -- 2024年7月16日の発表に続き、コーデンファーマが、ペプチドの開発と製造に10億ユーロを超える戦略的投資を行い、成長への取り組みにおける重要な進展を発表しました。コーデンファーマの意欲的な事業拡大計画により、ペプチド・プラットフォーム事業の売上高は2028年までに10億ユーロの大台を超える見込みです。これによって、注射用・経口用ペプチドの両方において、原薬から医薬品まで、小規模から大規模なサービスを総合的に供給するコーデンファーマの市場リーダーの地位がさらに強化されます。
![[Photo by CordenPharma] An aerial sketch of CordenPharma’s future peptide manufacturing facility located at Getec Park in Muttenz, Switzerland. [Photo by CordenPharma] An aerial sketch of CordenPharma’s future peptide manufacturing facility located at Getec Park in Muttenz, Switzerland.](https://mma.prnasia.com/media2/2633776/CordenPharma_aerial_sketch_of_new_Peptide_Greenfield_Construction_near_Basel_Switzerland_2025_web.jpg?p=medium600)
この戦略の一環として、コーデンファーマはスイスのバーゼル郊外8 kmに位置するムッテンツのゲテック・パークに最先端のペプチド製造施設を設立する計画を決定しました。
バーゼル近郊に工場を建設する決め手となったのが、主に以下のような利点です:
- 効率的なインフラストラクチャで、最先端のペプチド製造に不可欠な材料やプロセスを処理するための既存のシステムを備えていること。
- 輸送ネットワークへの合理的なアクセスによる最適なロジスティクス。
- 化学製造のニーズをサポートする大規模ユーティリティがすでに確立されていること。
- ドイツ、フランス、スイスの交差点に位置し、製薬およびバイオテクノロジーの中心地として知られるバーゼルに近接しているため、優秀な人材が確保できること。
- 周辺の工業団地が、クローズドなエネルギーと材料サイクルのループ、廃棄物を価値に変える革新的な取り組みを通じ、確立された製造エコシステムにおける持続可能な運営効率を保証しており、ネット・ゼロへの明確な戦略的道筋を示していること。
この5億ユーロを超える投資により、GLP-1および非GLP-1ペプチド・プロジェクトに対応する複数の製造ラインが導入されます。これらのラインは、小規模から大規模な固相ペプチド合成(SPPS)リアクターを備え、SPPSリアクターの総容量は5,000Lを超えます。また、この最新鋭の施設は、高度な自動化、最先端のデジタル化、革新的なペプチド製造技術を備え、BLA要件を含む最も厳しい規制にも確実に準拠します。主な建設および資格審査段階は2025年から2027年の間に行われ、商業活動は2028年上半期に開始される予定です。同社は、300人以上の新規雇用を創出し、地域の経済成長とイノベーションに貢献します。
米国コロラド州のボルダー工場では、スイスでの取り組みと並行して、既存ラインの拡張と新たな生産エリアの建設がすでに始まっています。この拡張により、コーデンファーマ・コロラド社のSPPSリアクター容量は、既存の2倍以上の25,000 Lとなり、2028年までには合計42,000 Lを超える規模になります。
スイスの拠点が完全に稼働すれば、コーデンファーマ・コロラド社で現在進行中の拡張および新規建設による追加キャパシティと合わせて、同社の生産能力は大幅に強化されます。これにより、コーデンファーマは、CDMOペプチド分野をリードする最大級のペプチド製造パートナーとしての地位を確固たるものにします。
コーデンファーマ・グループの社長兼CEO、Michael Quirmbach博士は次のようにコメントしています:「スイスのバーゼル郊外、ヨーロッパ有数の製薬・バイオテクノロジー拠点内に最新鋭の製造工場を建設することを発表できることを嬉しく思います。新しい施設は、革新的なペプチド医薬品の需要の高まりに応えるため、柔軟で効率的なペプチド製造を目的に設計されています。この取り組みは、当社の顧客、ひいては患者への貢献を目指しています。」
Astorgのフラッグシップ・ファンド共同責任者兼ヘルスケア責任者であるJudith Charpentier氏は以下のようにコメントしています。「コーデンファーマ社の大胆な事業拡大は、ペプチド製造に対する需要の高まりに対応しようという同社のリーダーシップを反映したものです。長期的な投資家として、私たちは、この成長を全面的に支援することに全力で取り組んでおり、卓越した産業と戦略的投資を組み合わせることで、コーデンファーマが世界的なCDMOとしての地位を強化することを推進しています。最終的には、この拡大は、患者の命を救うペプチドベースの医薬品へのアクセスを拡大することに貢献します。」
コーデンファーマは、開発計画を加速させるため、2022年に汎欧州の大手プライベート・エクイティ会社であるAstorgに買収されました。Astorgの支援と今回の事業拡大により、コーデンファーマは成長戦略を実行し、CDMOペプチド領域におけるリーダーシップをさらに強化する体制が整いました。
コーデンファーマについて
コーデンファーマは、バイオテクノロジーおよび製薬分野のイノベーターが複雑なモダリティの薬品開発ライフサイクルを進展させることを支援するCDMOパートナーです。コーデンファーマは、グローバルに統合された施設ネットワークにおけるチームの総合的な専門知識を活用し、初期の臨床試験段階から商業化に至るまで、サプライチェーン全体にわたるオーダーメイドのアウトソーシングサービスを提供しています。
科学的専門知識とパートナーシップを核に、コーデンファーマは、ペプチド、オリゴヌクレオチド、カスタマイズされた脂質賦形剤、脂質ナノ粒子(LNP)、無菌注射剤、および低分子化合物(高力価および通常力価)の広範な供給に戦略的に焦点を当てた、価値の高いエンドツーエンドのサービスをお客様に提供しています。
コーデンファーマ・グループは、欧州および北米にまたがる11の施設で構成されています。2024年度には、同組織は8億5,400万ユーロの売上を達成し、従業員数は3,000人を超えました。
詳しくは、cordenpharma.comをご覧ください I LinkedInでコーデンファーマをフォローしてください。
Astorgについて
Astorgは、230億ユーロを超える運用資産を有する汎欧州の大手プライベート・エクイティ・ファームです。Astorgは、起業家や経営陣と協力して、欧米または米国に拠点を置く市場をリードするグローバル企業を買収し、成長目標の達成に必要な戦略的指導、ガバナンス、資本を提供しています。Astorgは、独自の企業家文化、長期的な株主視点、そして効率的な意思決定機関を持ち、ヘルスケア、ソフトウェアと技術、ビジネスサービス、そして技術を基盤とする産業企業において貴重な業界の専門知識を有しています。ルクセンブルクに本社を置くAstorgは、ロンドン、パリ、ニューヨーク、フランクフルト、ミラノにオフィスを構えています。
Astorgに関する詳細情報:www.astorg.com | LinkedInでAstorgをフォローしてください。

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