Google CloudがRay向けgVisorサンドボックスを紹介、試験版の機能とGKE構成

Google CloudがRay向けgVisorサンドボックスを紹介、試験版の機能とGKE構成

Google Cloudの発表から、導入時の判断を整理

Google CloudがRay向けgVisorサンドボックスを紹介、試験版の機能とGKE構成

Google Cloudは2026年9月の日本語公式ブログで、Anyscaleと協力したRay向けサンドボックスライブラリを紹介しました。強化学習やエージェントのワークフローで、生成コードやツール呼び出しをgVisorで隔離し、実行環境をRayから管理する試験版です。 [1]

発表の要点:Rayから隔離環境を作成・操作する

  1. サンドボックスをRayアクターとして表現し、既存のRay APIとパターンで管理できる設計
  2. 環境の作成から実行・ファイル操作・終了までをAPIで扱える
  3. Ray 2.58以降の試験運用版として公開
[1]
発表で示された内容 [1]
項目 発表の内容
発表されたもの Anyscaleとの協業による、Ray向けサンドボックスの試験運用版ライブラリ
対象の版 Ray 2.58以降
隔離の方式 gVisor。Linuxシステムコールの大部分をユーザー空間に実装し、ホストカーネルとの間に分離境界を追加
Rayでの表現 各ハイレベルサンドボックスをRayアクターとして表現。操作用アクターがgVisorへ処理を中継
配置と資源 Rayスケジューラが実行ノードを決定し、CPU・メモリを予約
APIの操作 環境の作成/CPU・メモリの上限/環境変数・作業ディレクトリ・通信の設定/コマンド実行/ファイル操作/状態検査/終了・削除
管理上の論点 配置・資源割り当て・作成と破棄・障害からの復旧・スケーリング。既定で自動復旧や自動スケールが働くという説明ではない
今後の予定 Agent Substrate、Kata Containersへの対応拡大
試す場所 GKE。Rayサンドボックスのユーザーガイドが案内されている

Googleは、動的な環境作成に向く理由として、gVisorの1秒未満の起動と低いメモリオーバーヘッドを挙げています。これは発表者の説明です。本記事で利用環境ごとの性能を測定したものではなく、具体的な処理の所要時間は試験で確認する項目として扱います。 [1]

元記事では、Agent SubstrateやKata Containersへの対応拡大は今後の予定として示されています。この発表だけで、現在利用できるランタイムとは判断できません。導入判断には、採用するRayの版で確認できる機能を使います。 [1]

詳細記事(全4本)

出典・確認範囲

発表はGoogle Cloudが2026年9月に公開した日本語記事に基づきます。詳細記事はRay 2.58.0などの公式資料で補足し、開発版との違いを本文で明示しています。資料確認日:2026年9月8日。実機検証は行っていません。

  1. Google Cloud:分散 Ray クラスタに gVisor サンドボックスを導入
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。