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生物医学分野における最も顕著な科学的発見を表彰するために創設されたこの国際賞は、過去にノーベル医学賞を受賞した2人の著者を表彰して以来、ノーベル賞の前哨戦として評価が高まっています。
ポルト(ポルトガル), 2025年4月15日 /PRNewswire/ -- BIAL財団の国際賞である「BIAL生物医学賞(BIAL Award in Biomedicine)」の第4回選考が行われています。候補者の推薦は6月30日まで受け付けています。今回は、賞金が35万ユーロと大幅に増額されました。この賞は、過去10年以内に発表された広範な生物医学分野で、卓越した品質と科学的妥当性を有する業績を表彰するものです。

独立した審査委員会が、2016年以降に査読付き学術誌に掲載された生物医学分野の質の高い実証的研究論文の中から受賞論文を選出します。複数の科学学会、各大学医学部の部長、バイオメディカル研究機関の長、権威あるアカデミーの上層部、審査委員、BIAL財団科学委員会メンバー、過去のBIAL賞受賞者の推薦を受けた論文が対象となります。自薦は認められていません。
神経科学者のラルフ・アドルフス氏が審査委員長を務め、欧州研究評議会(European Research Council)、ポルトガル大学学長評議会(Council of Rectors of Portuguese Universities)、欧州医師会(European Medical Association)、BIAL財団科学委員会(Scientific Board of the BIAL Foundation)、BIAL賞の歴代受賞者、『British Medical Journal』誌および『New England Journal of Medicine』誌の編集者によって指名された12名が審査委員を務めます。
ラルフ・アドルフス氏は、組織化された科学者グループに優れた論文の推薦を求め、「キャリアのどの段階にある科学者であっても、また世界中のどの国の科学者であっても、論文の推薦を歓迎します」と述べています。
BIAL財団のルイス・ポルテラ会長は、「この賞は、人類の健康状態の改善に最も貢献した仕事を表彰することを目的としています」と力説し、「2021年版の受賞論文の共著者で、後にノーベル生理学・医学賞を受賞したドリュー・ワイズマンとカタリン・カリコー」の例を挙げています。
前回は、2019年に『Nature』誌に掲載された論文が表彰されました。ヒトのがん、特に平均生存期間がわずか1年半という非常に侵攻性の高い脳腫瘍の一種である膠芽腫(グリオブラストーマ)を理解するための先駆的研究を取り上げたものです。受賞チームを率いたのは、ハイデルベルク大学のヴァルン・ヴェンカタラマニ氏、フランク・ウィンクラー氏、トーマス・クナー氏です。
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写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2646549/Ralph_Adolphs.jpg?p=medium600
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