Date: 2025-11-08 | Time: 19:36:00
Provided by PR Newswire

Quantinuum、DARPAの量子ベンチマーキング・イニシアチブのステージBに選定

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業界で最も先進的な量子システムと、実証済みのスケーラビリティを備えたQuantinuumは、2030年代初頭までに実用規模の量子コンピューティングを実現する見通しである。

ブルームフィールド(コロラド州), 2025年11月8日 /PRNewswire/ -- 量子コンピューティングのグローバルリーダーであるQuantinuumは、国防高等研究計画局(DARPA)により、DARPAの量子ベンチマーキング・イニシアチブ(QBI)のステージBに進む契約企業として選定されました。

DARPAはQBIを活用し、2033年までに実用規模の量子コンピューターが利用可能となる技術的可能性を評価しています。このマルチステージ型プログラムにおいて、ステージBは6か月間にわたるステージAの取り組みに続くものであり、Quantinuumはその期間中に「Lumos」と呼ばれる実用規模システムの詳細なコンセプト設計を開発・提出しました。

Quantinuumは昨年、今後10年間の公開ロードマップを発表し、その中で2029年にユニバーサルかつ完全フォールトトレラント型の量子コンピューター「Apollo」の発表を予定しています。Lumosは、Quantinuumが2030年代に向けてより大規模なシステムを開発していく計画を示す中で、新たにロードマップに加えられたものです。

「今回の選定は、当社のロードマップの強固さと成熟度、そしてすでにチームが成し遂げてきた成果を認めるものです」と、Quantinuumの社長兼CEOであるRajeeb Hazra氏は述べました。「Lumosは当社のロードマップを次の10年へと拡張し、DARPAに対して2033年までに実用規模の量子コンピューティングを実現するための、具体的でリスクを低減した道筋を提示するものです。私たちは、DARPAおよびエコシステムパートナーと協力し、この重要な国家的目標の達成に向けて前進できることを楽しみにしています。」

ステージBでは、DARPAのテストおよび評価チームによる1年間の成果重視型評価が実施されます。その中でQuantinuumは、Lumosに関する詳細な研究開発ロードマップを策定し、2033年の目標達成に向けた技術的前提条件、検証手法、およびスケーリング計画を実証することになります。

Quantinuumは昨日、ロードマップに沿って最新世代のシステム「Helios」を展開しました。Heliosは、商用システムの中で最高水準の物理量子ビットと論理量子ビットを備え、さらに次世代ソフトウェアスタックとして最新の高水準プログラミング言語を採用しており、量子コンピューティングの普及を加速させるよう設計されています。このシステムはすでに、これまでにない規模で高温超伝導および磁性のシミュレーションに使用されており、いずれも重要な産業分野での実用性に関係する応用例となっています。  

Quantinuumについて

Quantinuumは量子コンピューティング分野におけるグローバルリーダーです。同社の量子システムは、あらゆる業界ベンチマークにおいて最高の性能を発揮しています。米国、英国、ドイツ、日本に拠点を置くQuantinuumには、370名を超える科学者およびエンジニアを含む総勢630名以上の従業員が在籍しており、量子コンピューティング革命を牽引しています。 

詳細については、下記のURLをご覧ください:www.quantinuum.com

ロゴ:https://mma.prnasia.com/media2/2655950/5607877/Quantinuum_Logo.jpg?p=medium600

ソース: PR Newswire
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