Date: 2025-11-05 | Time: 12:53:00
Provided by PR Newswire

Highly、Japan Mobility Show 2025で電気自動車向けの先進的かつ高エネルギー効率な熱管理システムを発表

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東京、2025年11月5日 /PRNewswire/ -- Shanghai Highly (Group) Co., Ltd.(以下「Highly」または「同グループ」)は、電気自動車向け統合熱管理システムの世界的プロバイダーとして、東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー、旧東京モーターショー)2025」において、最新の革新的技術を発表しました。Highly Marelli、Highly New Energy Technology、Highly Electrical Appliancesなどの子会社とともに、同グループは業界で最も影響力のある国際的展示会の一つにおいて、最新の車両用熱管理システムおよび関連技術のラインナップを発表しました。

自動車工学とイノベーションの世界的中心地である日本は、卓越した技術力と、世界を代表する自動車メーカーとの協業機会を集約する場となっています。Highly Marelliは、長期的な戦略的協力関係を通じて、研究・生産・事業運営を包含する包括的な熱管理体制を日本国内に構築しました。同子会社は、日産、三菱、ホンダをはじめとするOEMメーカーに先進的なシステムを供給しており、日本はHighlyにとって最も重要な海外市場の一つとなっています。市場での地位をさらに強化し、協業の拡大と国際的プレゼンスの向上を図るため、Highlyは高効率かつ環境に配慮した自動車向け熱管理ソリューションの数々を展示しました。

EV向けヒートポンプ式熱管理システム

展示会では、Highly Marelliが「快適なキャビン」と「高効率な熱管理」という2つの主要テーマを掲げました。「部品からシステムへ」という構成で展開された展示を通じて、同社は精密な部品設計からシステム全体の統合に至るまでの高度なエンジニアリング技術力を示しました。

同社は、電動コンプレッサー、高電圧クーラントヒーター、電子制御ユニットを統合した新しい電気自動車向け間接式ヒートポンプ熱管理システムを発表しました。従来のPTC加熱技術と比較して、このシステムを搭載した車両は寒冷時でも走行距離を大幅に延ばすことができます。この設計では、駆動モーターやパワーエレクトロニクスなどの部品から発生する廃熱を回収・再利用し、バッテリーおよびキャビンを暖めることで、システム全体の効率を高めています。また、このシステムは18種類のカスタマイズ可能な快適モードを備えており、年間を通じて精密な温度制御、除湿、曇り除去機能を提供します。

(注:現在開発中の超小型エアコン、デュアルストリームエアコン、エージェントサイドモジュールは、同イベントでは展示されませんでした。)

低温ヒートポンプシステム向け高効率スクロールコンプレッサー

EVの熱管理における中核推進サブシステムとして、Highly New Energyは次世代スクロールコンプレッサーのラインナップを発表しました。新しい28CC、34CC、45CCの高効率ヒートポンプシリーズは、A00~Dクラス車両の熱管理ニーズに的確に対応し、-30°Cでの暖房から55°Cでの冷房まで、全温度域で安定した性能を発揮します。コンパクトでモジュール化された設計を採用しており、一般的な業界標準ユニットより10%小型化され、性能係数(COP)を5%向上させています。これにより、自動車メーカーにとって高効率かつプレミアム品質のソリューションを提供します。さらに、新たに発表された統合型低温ヒートポンプ製品は、-30°Cの環境下において分離型システムと比較し、暖房効率を20%向上させました。これにより、冬季における電気自動車の航続距離低下という主要な技術的課題の一つに効果的に対応しています。

モビリティ向けCO₂ロータリーコンプレッサー

ロータリー圧縮技術の分野で高い評価を受けているHighly Electrical Appliancesは、ロータリーシステムの活用を新たなモビリティ分野へと拡大し続けています。今年のイベントでは、同社は次世代型のCO₂ロータリーコンプレッサーを紹介しました。これは高いエネルギー効率と環境性能を、コンパクトかつ軽量な設計で両立させたものです。400Vおよび800Vの両アーキテクチャに対応して設計されており、-40°Cという低温下でも安定した動作を実現します。これにより、自動車メーカーに多様なEVおよびハイブリッド車向けの高効率で柔軟な選択肢を提供します。

Highlyの最新技術は、業界のエンジニア、アナリスト、そしてジャーナリストから大きな関心を集めました。日本を代表する自動車専門誌「レスポンス」は、同社への詳細な技術インタビューを実施し、またグローバル情報プラットフォームの「MarkLines」やその他のメディアも、Highlyの出展内容を紹介する特集を掲載しました。

今後の展開

Highlyは日本国内の自動車メーカーとの技術提携をさらに拡大し、日本市場での長期的なプレゼンスを一層強化していく計画です。同グループは、高効率・統合型・低炭素型システムの製品群を通じて、電動化およびスマートモビリティへの世界的な移行を加速させることを目指しています。これにより、EV熱管理技術の分野における世界的リーディングサプライヤーとしての地位をさらに確固たるものにしていきます。

ソース: PR Newswire
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