バーレーンのフィンテックの将来に対する業界の強力な協力体制と世界的な投資家の信頼を示す結果に
マナマ, バーレーン, 2025年10月10日 /PRNewswire/ -- Bahrain Economic Development Board(Bahrain EDB)主催のFintech Forward 2025(FF25)が本日、盛況のうちに閉幕しました。今回のイベントでは、金融サービスの未来を形作るために、世界中から政策立案者、投資家、創業者、思想的リーダーがエキシビション・ワールド・バーレーン(Exhibition World Bahrain、EWB)に集まりました。3回目の開催となる今年は、これまでで最も多くのスポンサー、参加者、パートナーシップが集まり、フィンテック、デジタル・インフラ、金融サービスにわたる38件の覚書(MoU)と戦略的協定が締結されました。これは、業界の協力関係が深まり、バーレーンのフィンテック・エコシステムに対する投資家の信頼が高まっていることを証明しています。

湾岸の中心部という戦略的な立地にある島国バーレーンは、世界的な金融サービスとフィンテックへの野心を強化し続けています。金融イノベーションにおける地域リーダーとしての地位を築いている同国が開催し、業界の先駆者が一堂に会したFF25には、約2,000人の参加者と、王国の金融およびテクノロジー分野の主要企業の支援を集めました。この地域を代表する今回のフィンテック・イベントには、サウジアラビア王国、アラブ首長国連邦、英国、米国、インドなど、地域内外の国々から多くの人々が参加しました。
発表されたマイルストーン契約の中には、決済用の新しいGoogle Cloudインフラストラクチャのパイロットの成功も含まれています。これは、Bahrain Fintech Bay、National Bank of Bahrain(NBB)、ahrain Islamic Bank(BisB)、Bank of Bahrain and Kuwait(BBK)、BENEFITが推進した画期的なコラボレーションです。この取り組みにより、Google Cloud Universal Ledger上で各社の顧客間でデジタル商業銀行マネーを使用した即時決済が可能になります。この最先端のプロジェクトで明らかになったのは、次世代金融テクノロジーのテストベッドというバーレーンの役割と、国境を越えた有意義なコラボレーションを促進する同国の能力です。
このイベントの一環として、Bahrain EDBは、英国のDepartment for Business and Trade(DBT)の代表団をゲストとして迎えました。代表団は36のフィンテック企業からなる70人の代表者で構成されており、同省がこれまでどの国にも派遣した代表団としては最大規模です。これは、国境を越えたイノベーション、金融協力、持続可能な経済成長の推進に対する両国共通の姿勢を示すものです。代表団の中では、Umazi、Ajyad & Valexa、Aman by Themisの3つの英国企業がバーレーンでの事業開始を発表しました。これにより、同王国が国際的なフィンテック拡大の玄関口として存在感を高めていることが裏付けられました。
今年のテーマは「統合の時代:フィンテックの成熟期(The Era of Integration: The Maturing Age of Fintech)」です。世界の主要な規制当局、金融戦略家、フィンテックの先駆者に加え、Changpeng Zhao(CZ)氏(Binance元CEO)やDhiraj Mukherjee氏(Shazam共同創設者)など、国際的に有名なイノベーターを含む40名以上が講演者として登壇しました。これにより、本イベントは、業界を変革し、世界中の何百万人もの人々がテクノロジーや金融サービスと関わる方法を再定義してきたリーダーたちを集める場となり、イノベーションのための世界的な舞台としての役割を改めて示しました。イベントの議題も、組み込みインフラストラクチャの台頭、AIの導入、オープン・バンキング、イスラムのフィンテック、デジタル決済、規制の将来など、金融の将来を形作る幅広いものでした。
過去10年間にわたり、バーレーンは進歩的な規制、高度なデジタル・インフラストラクチャ、イノベーションへの確固たる取り組みを通じて、金融サービスの環境を変革してきました。2024年には同国GDPの17.2%を占める最大のGDP貢献者となったこの分野は、国内唯一の機動的な規制機関であるCentral Bank of Bahrainが主導する将来を見据えた規制枠組みの恩恵を受けながら、経済成長を牽引します。バーレーンでは、金融サービス部門開発戦略(Financial Services Sector Development Strategy、2022~2026年)に基づき、戦略的な立地、ビジネスに適した環境、高度なスキルを持つ労働力、洗練されたデジタル・インフラを活用し、イノベーション、人材育成、持続可能な成長を推進し続けています。拡張性の高い国境を越えたフィンテック・ソリューションの発信地として、また2兆1,500億米ドル規模のGCC市場への入り口として機能し、フィンテック投資とコラボレーションにおける地域最高の拠点という地位を同国は固めています。
Fintech Forwardは、この地域における投資の推進、イノベーションの促進、金融の未来の形成において中心的な役割を果たし続けます。これまで以上に勢いを増したFintech Forwardは2026年にも開催され、デジタル金融における対話、コラボレーション、変革のための地域をリードする舞台としての使命を継続します。
来年のFF26については、このリンクをご覧ください。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2792765/Fintech_Forward_2025.jpg?p=medium600