ブリュッセル、2025年10月6日 / PRNewswire / — CRRC Corporation Ltd.の子会社である CRRC Electric Vehicle Co., Ltd.(以下、CRRC EV)は、ベルギー・ブリュッセルで10月4日に開幕した「Busworld Europe 2025」にて、2種類の革新的な新型電動バスを初公開しました。
あわせて、同社はデジタル化とインテリジェンスを融合した「CRRCデジタル・インテリジェント低炭素都市交通システム・ソリューション(以下、本ソリューション)」を発表し、新エネルギー商用車システム、クリーンエネルギー(風力・太陽光・蓄電)技術、そして業界全体をカバーするバリューチェーン領域での存在感をさらに高めました。

CRRC EVの本ソリューションは、都市交通のあらゆるニーズを包括的にカバーする4つのレイヤーで構成されています。
- スマートクラウド・ブレイン(TOCC):ビッグデータ、AI、IoTを統合した集中管理プラットフォームで、都市交通のセンシング・伝送・分析・運用を一元化。精密な管理とリアルタイム意思決定を支援します。
- Urban MaaS(Mobility as a Service):AIによるダイヤ編成の最適化、オンデマンド配車、スマート・メンテナンスを実現。都市鉄道、スマートレール、バスを幹線とし、支線やマイクロシャトルで「ラストワンマイル」をつなぐ二層構造の交通ネットワークを構築しています。湖南省株洲市で実施中の実証プロジェクト「雲上バス」では、CRRC H05車両5台がオンデマンド運行を行い、定路線バスの10倍以上の月間収益を記録しています。
- スマート・ロジスティクス:公共交通と物流を統合することで、ラストマイル配送コストを50%削減し、効率を40%向上。
- グリーン・インフラストラクチャー:段階的かつシナリオに応じたアップグレードを通じて、都市の主要交差点にSL3レベルの認識技術を導入。「車両―道路―クラウド」を一体化することで、自動運転やスマート交通制御、ネットワーク化サービスを実現しています。
CRRCは、新エネルギー部品とクリーンエネルギー・ソリューションを統合した産業全体の技術力を活かし、持続可能な都市モビリティの実現に取り組んでいます。同社が展開する「風・太陽光・水素・車両」事業では、年間で約325億kWhのクリーン電力を創出し、4,000万トンのCO₂削減を達成。より環境に優しく、よりスマートな都市交通の実現に向けて、グローバル規模でのイノベーションを加速させています。