台北、2025年3月13日 /PRNewswire/ -- これはDIGITIMESによるニュース・レポートです。

台湾は、人工知能(AI)と集積回路(IC)設計のイノベーションを促進することを目的とした国際コンペティション「ベストAIアワード2025(知恵創新大賞、Best AI Awards 2025)」を開催する予定です。台湾経済部(MOEA)の指導のもと、経済部工業局が主催し、台北市電脳商業同業公会(TCA)が主管するこのイベントでは、最高賞金100万台湾ドル(約3万2,000米ドル)を用意しています。
世界中の学生や専門家を対象とし、2025年3月初旬から4月8日まで応募を受け付けています。入賞者は、2025年5月初旬に台北に招待され、最終選考会でプレゼンテーションを行います。上位入賞者には、台湾で就労するための特別ビザ、および専門家による研修の機会が与えられます。台湾からの参加者は、地元のチームと協力することが奨励され、より大きな産業界のつながりが育まれます。
「ベストAIアワード2025」は、2つのコア・テーマ「AIアプリケーション」と「ICデザイン」に焦点を当てています。参加者は、産業界で実際に採用される可能性の高い画期的な提案を提出することが奨励されます。このコンペティションは、才能をアピールし、業界のリーダーとつながり、成長著しい台湾のテック・エコシステムでキャリアを伸ばす機会を探るためのユニークなプラットフォームとなります。詳細および応募要項については、「ベストAIアワード2025」公式サイトで確認できます。
台湾のAI人材とイノベーションへの取り組み
台湾の郭智輝(クオ・ジーフイ)経済部長は、台湾がチップとサーバ製造において世界的なリーダーシップを発揮していることを強調し、「台湾のAIソフトウェアのランキングは年末までに世界のトップ14に入る見込みだ」と述べています。強力なAI人材を確保するため、政府は4年以内に20万人のAI専門家を育成し、イノベーションと産学連携を推進することを目指しています。
同国の「2+4」タレント・プログラムは、授業料補助、生活手当、台湾のハイテク産業でのキャリア研修などを提供することで、グローバル人材、特に東南アジアからの留学生をさらに支援しています。
AIとICのイノベーターにとって、「ベストAIアワード2025」は単なるコンペティションではなく、台湾のダイナミックなテクノロジー環境への入口となります。